歯・口の外傷及びマウスガード講習会の報告
平成29年度マウスガード講習会
 平成30年1月20日(土)、福岡県学校歯科医会館4階404研修室に於いて、福岡県学校歯科医会普及指導委員会主催で、「マウスガード講習会」がハンズオンセミナー形式にて開催された。参加者は当会会員3名、非会員4名計7名であった。
 スライドによる講習を45分行い、その後、約1時間実習を行った。各参加者が持参した上顎全額模型(参加者当人の物)を用いて、バキュームフォーマーでマウスガードを製作していただいた。
 学校でのクラブ活動時に、児童生徒の口や歯の外傷事故が起こり易いのは、主に「コンタクトスポーツ」である。しかしながら、ラグビーやアメリカンフットボール等のハードなコンタクトスポーツではなく、バスケットボールが最も外傷事故が起こる確率が高いというデータが出ている。ラグビーの試合ではマウスガードの装着がされているが、バスケットボールの試合では義務化されておりません。データに基づけば、バスケットボールこそマウスガードの装着を義務化すべきであると提言したい。また、コンタクトスポーツでは年間約5%の人が「脳震盪」を経験するといわれている。マウスガードはその発生率を半減出来るという意見もある。これは、マウスガードの装着により、首の筋肉が緊張状態を保ち、頭部の揺さぶりが抑制される為であり、頭頸部へのダメージ軽減にも有用である事がうかがえる。
 スライド講習後の実習では、まず、各参加者が持参してきた参加者自身の上顎全額模型に、口蓋側は歯頸部の沿って、頬側は上唇小帯や頬小帯を避け歯肉頬移行部に外形線を記入した。次に、3.8mm厚のマウスガード用プレートを、バキュームフォーマーを用いて軟化、吸引する。硬化後、外形線に沿って切り出し、軟性材専用バーで形態修正、研磨を行った。咬合調整は、強く噛んだ時に前歯部が軽く接触する程度とし、臼歯部では両側均等に接触するように軟化して圧痕を付与する。
 完成したマウスガードは、参加者に各自装着してもらい、その装用感を体験していただいた。思っていたほど違和感が無かったという事だった。講習終了後、杉原会長より受講証が全参加者に授与された。
 参加者の皆様におかれましては、今回の講習会を生かして、マウスガードの普及、スポーツ歯学の指導啓発を行っていただければ、と感じております。
まだ「マウスガード講習会」を受講されていない先生、大変有意義な講習会であると自負しております。ぜひ来年度の講習会へご参加をお待ちしております。

 

 

歯・口の外傷及びマウスガード講習会写真 歯・口の外傷及びマウスガード講習会写真
歯・口の外傷及びマウスガード講習会写真 歯・口の外傷及びマウスガード講習会写真
歯・口の外傷及びマウスガード講習会写真 歯・口の外傷及びマウスガード講習会写真
歯・口の外傷及びマウスガード講習会写真 歯・口の外傷及びマウスガード講習会写真
歯・口の外傷及びマウスガード講習会写真