第27回福岡県学校歯科保健研究大会総括

 令和4年11月19日(土)、福岡県歯科医師会館5階大ホールにて第27回福岡県学校歯科保健研究大会が開催された。本年度の研究大会では新型コロナウイルス感染状況を踏まえ、対面方式と録画方式によるWeb配信の開催となった。
 当日は、福岡県教育委員会、日本学校歯科医会、福岡県歯科医師会をはじめ多数の来賓にご出席いただき、学校歯科医、養護教諭、学校栄養士、歯科衛生士、学校教育関係者など、201名にご参加いただいた。
 表彰式では、団体表彰については、新型コロナウイルス感染拡大の影響で各加盟団体とも活動を自粛されており該当なしであった。また、よい歯の学校表彰として県内4校の校長・学校歯科医が表彰され、歯・口の健康に関する図画・ポスターコンクールならびに健康啓発標語コンクールの優秀作品に対しては、福岡県学校歯科医会会長賞ならびに福岡県教育委員会賞として12名の児童・生徒が表彰された。
 引き続き「歯・口の健康づくりの総合的展開を目指して」~生きる力を育み、生きる力を支える歯科保健活動~を主題とした実践活動報告、基調研究発表並びに、基調講演と特別講演が行われた。
 今年度は特別支援学校に対する学校歯科保健に重点を置き、障害者歯科、特別支援学校のスペシャリスト、ベテランの養護教諭の先生方を講師としてお招きし専門的な知識、技術、経験、を要する分野について研究協議が行なわれた。
 展示コーナーでは当会の普及指導委員会より新たにマウスガードの作製の流れについて実技が加わり、日本学校歯科医会、福岡県歯科衛生士会、その他の企業のブースが設けられ盛況に終わった。